COLUMN

私たちを守る
皮膚の大切な6つの作用

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みなさんは、皮膚にどんな機能があるか知っていますか?
私たちの全身をおおう皮膚は、体内の保護以外にも様々な役割を担っています。

その6つの作用を今日はご紹介したいと思います。

①知覚作用
冷たいものに触ると「つめたっ!」ってなりますよね。これが知覚作用。
肌に物が触れたときに身体に警戒を伝える作用です。
知覚の主な種類は、温覚・冷覚・触覚(圧覚)・痛覚。
1㎠につき温点は0~3、冷点は6~23、触点は25、痛点は100~200が皮膚に散在しています。
これをみると、痛覚がもっとも敏感で温覚がもっとも鈍いことがわかりますね。

②吸収作用
「経皮吸収」と言われることが多いですね。皮膚から吸収される経路は、表皮角層間を通るものと、毛包の皮脂腺から吸収されるものがあります。

③分泌排泄作用
皮膚の中から皮脂と汗を分泌する作用です。
皮脂は汗とともに皮脂膜を形成して、肌の乾燥を防いで角層を柔軟に保つ働きをしています。これが肌を守るバリア機能です。

④表現(表情)作用
精神状態が肌に表れること。驚いて顔面が蒼白になったり、頬が紅潮したりしますよね。
これは毛細血管の一時的な収縮や弛緩の結果によるもので、精神的反応が末梢血管に表れたことによるものなんです。

⑤保護作用
皮膚自体には、外敵の刺激から体内を保護する作用があり、病原菌や化学物質などが体内へ侵入するのを防ぎます。外部からの圧力に対しては、真皮のコラーゲン線維、エラスチン線維、皮下脂肪がスポンジの役割をして身体への刺激をやわらげます。

⑥体温調節作用
身体の表面を覆っている皮膚は熱を通しにくく、体温が外に逃げ出すのを防ぐ役割を果たしています。一方で、体温が上昇してくるとその熱を身体の外に放出するために、汗腺(エクリン腺)が発汗し、体温を下げる働きをしています。ちなみに汗腺(エクリン腺)って皮膚にいくつあるか知っていますか?なんと200万近く分布しているそうです!

こう見ていくと、一つひとつの作用が私たちの身体を守っているのだとわかりますね。
肌を健やかに保つことは、身体を守ることにつながります。

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