COLUMN

ダマスクローズの力 ~女性ホルモンを整え、潤いを与える~

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バラの女王「ダマスクローズ」とは?

 ダマスクローズは紀元前5〜6世紀には栽培が確認されている品種で、薬としても珍重されてきた歴史を持つバラです。また、その美しさと優雅で高貴な香りは、かのクレオパトラをも魅了したことでも知られています。古代エジプト時代、バラはすでに万能薬としての利用があり、古代ローマ時代には、化粧や婦人科領域において使われていたことがわかっています。

世界一の生産量と品質を誇るブルガリアでは、ダマスクローズの生産と研究は国家事業としての位置づけにあります。首都ソフィアには国立バラ研究所があり、ローズオイルをはじめ、ローズウォーターについての研究を推進。国立バラ研究所のウェブサイトには、人体反応検査をはじめとする臨床実験データや成分分析といった貴重なデータが明示され、フレグランス、ヘルスケア、スキンケアにおけるダマスクローズの有効性が科学的にも証明されるに至っています。 18
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ダマスクローズの香りの効能とは? 

人は香りからも有効な成分を取り入れることができます。心身の不調を整えるアロマテラピーの濃厚で甘い香りは、脳の本能をつかさどる大脳辺縁系にダイレクトに作用し、ストレスや緊張を緩和する効果が高く、深いリラクゼーション効果をもたらしてくれます。

ダマスクローズから抽出されるオイルに含まれる香気成分ゲラニオールは、エストロゲンという女性ホルモンの分泌を促します。更年期障害、生理不順、月経前症候群(PMS)といった女性ホルモンの乱れからくる不調を和らげる効果が高いのはそのためです。 名称未設定のデザイン (1)
16 体内に吸収されたゲラニオールは、汗とともに体外に放出されるので、継続して使用することによって、体臭や口臭を抑える効果も期待できます。
また、ダマスクローズには、昆虫忌避作用に優れたシトロネロールと、抗菌消炎作用、肌弾力の回復に優れたネロールがほかのローズよりも多く含まれます。そのため、抗菌や防虫、抗リウマチにも効果を発揮します。 9
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プラチナよりも高価なローズオイル 

新鮮なダマスクローズの花びらを蒸留釜に入れ、蒸気によって蒸すことで、香気成分が気化します。この気化した成分を集めて冷却すると、芳香蒸留水と呼ばれる水分と精油(アロマオイル)と呼ばれる油分に分離します。この精油がダマスクローズオイルと呼ばれる物質です。

ダマスクローズからローズオイルを1グラム抽出するには2千本以上のダマスクローズが必要です。数々のアロマオイルの中でも、ダマスクローズオイルが際立って高価なことから、「ダマスクローズオイルはプラチナよりも高価」と言われています。 14
25 このように、水のみを使う水蒸気蒸留法で抽出されたローズオイルだけが最高品質である「ローズオットー」の称号を与えられます。
また、ローズオイルを抽出する方法として、石油エーテルといった化学溶剤を使って抽出する方法もありますが、フィブロダーマではお肌の安全性にこだわって、水蒸気蒸留法で抽出されたものだけを使用しています。

純国産ダマスクローズウォーター
夫婦の情熱から生まれた国産ダマスクローズの谷

 純国産ダマスクローズウォーターが作られているローズピアは、香嵐渓にほど近い、のどかな山の中にあります。ゲートをくぐって車を降りると、風に乗ってダマスクローズの香りが!目の前に広がるのは3千坪という広大な薔薇の谷。まるで夢のようなこの空間は、もちろん一朝一夕で出来上がったものではありません。

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SILK85_PC_コンセプトTOP_20161005_cs5_ol 園主である渡邊敏遠ご夫妻がダマスクローズの栽培に着手したのは、今から10年前にさかのぼります。ブルガリアを本場とするダマスクローズ農園をここ日本で実現させたい、との強い想いから、ご夫妻は現地農園にも精力的に見学に出向きました。ダマスクローズの国内での大規模栽培は前例が少ないため、栽培に適した高原の土地探しから始まり、雑木林の伐採・開墾、土づくり、井戸掘りなど、全てが手探りの状態からのスタートでした。
さらに、ブルガリアから苗を取り寄せ、気候風土に合った最適種を見つけ出し、獣害や悪天候との闘いなど、まさに血のにじむ日々を積み重ねてくださったからこそ、今こうして、咲き誇るダマスクローズを目にすることができるのです。 SILK85_PC_コンセプトTOP_20161005_cs5_ol
rose1 私たちスタッフがご夫妻を訪ねたのは、収穫時期を迎えた5月の終わり。農園の草むしりのお手伝いをさせていただきました。  ダマスクローズは、完全無農薬で育てられています。雑草を引き抜くと、土の中からは、丸々と太ったみみずや名前を知らない沢山の幼虫たちが顔を出します。蜜を求めて蜂や羽虫も飛んできます。野鳥もいます。けれど、これが自然本来の姿。生態系の連鎖において、不必要な存在など、どれ一つないのです。
「農薬を散布すれば草抜きも楽だし、虫もつきません。収穫量も軽く倍以上になります。」とご夫妻。けれど、皮膚や口に入れるものとして、真に必要なのは目先の効率ではなく、安全であること。小さな虫たちにも無害なものは、人にも無害です。逆を言えば、農薬といった虫にとって有害なものは、人にとっても決して安全とは言えません。だからこそ、毎日大汗をかき虫たちと格闘しながら草むしりをする。それがご夫妻が誇りを持って選択なさったスタイルでした。 IMG_6272
4 現在80歳のご夫妻は、まさに人生の大先輩。強靭な精神力と持続力、そして決して褪せることのない情熱は、フィブロダーマの製品づくりに取り組む私たちにとっても、大きな気づきと勇気をいただける存在です。

フレッシュで癒しに満ちた薔薇の谷の香りを、どうぞお楽しみください。

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