COLUMN

知っていますか?
毛穴のこと

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毛穴とは?

毛穴とは毛孔(もうこう)ともいわれ、その名の通り「毛」の出口部分の穴です。毛穴の奥には皮脂腺という皮脂を作り出す器官があり、皮脂は毛穴を通って皮表に排出されます。排出された皮脂は汗腺から分泌された汗と混じり合い「皮脂膜」を形成。肌表面からの過剰な水分の蒸散を防ぎ、お肌のうるおいを保ちます。

つまり、皮脂の通り道になっている毛穴は、お肌のバリア機能を高めるためになくてはならない存在なのです。

皮膚の毛穴は数多く存在していますが、毛穴の数は生まれた時から同じで、増えることはありません。「毛穴が増えた」と感じるのは、実は「目立つ毛穴が増えた」ということ。

では、目立つ毛穴とは何でしょうか。

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 6 ずばり、すり鉢のように陥没してしまった毛穴です。その陥没した“くぼみ”に影ができることで毛穴が目立ってしまいます。
さらに、その部位ではターンオーバーが正常に行われず、肌表面を覆い守っている角質細胞が未熟な状態のまま(不全角化)で、お肌は刺激を受けやすくなってしまい、毛穴トラブルにつながります。

毛穴が目立つ原因とは?

■皮脂の分泌量

一般的に、皮脂分泌量が多いほうが毛穴は目立ちやすいです。体温では流動性のある皮脂は、皮膚表面に出てくることで冷やされ、粘度が増します。皮脂が過剰に分泌されるとだんだんと毛穴に溜まってしまい、物理的に毛穴を広げてしまいます。

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■角栓

角栓とは、角質(タンパク質)と皮脂が固まり、毛穴に詰まったもの。皮脂量が多く思われがちですが、角質が70%を占めており、角質で毛穴にフタ(栓)をしてしまうことから「角栓」と言われます。角栓は毛穴を押し広げて毛穴を目立たせます。特に10代~30代にかけては、角栓が存在することで目立つ毛穴の割合が高くなります。

■紫外線

ある研究で、20代以降の女性については、日照時間の長い地域に住んでいる人ほど、毛穴が目立つ傾向にあるそうです。紫外線によって皮脂量が変化することや皮脂中の保湿成分であるスクワレンが過剰に酸化されることで刺激となると言われています。

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■加齢

加齢による真皮のハリや弾力の低下も原因のひとつです。
また、表皮が厚くなることにより表皮と真皮の境界にある、凸凹した真皮乳頭が平坦に伸びてしまうことで、皮膚表面の形状にも影響しているという研究結果もあります。毛穴は皮膚表面だけではなく、内部構造の変化による影響も受けていると言えます。

■皮脂中の不飽和脂肪酸量

「不飽和脂肪酸」とは、炭素分子鎖において1つ以上の結合をもつ脂肪酸のこと。植物に多く含まれ、例としてオレイン酸、リノール酸などが挙げられます。
毛穴が目立つ女性の皮脂は、この不飽和脂肪酸量が多いという特徴があります。不飽和脂肪酸はキメの乱れを引き起こします。さらに、皮脂が過剰に酸化されることによって起こる刺激により不全角化が引き起こされ、毛穴が目立つ原因となってしまいます。

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■月経周期

皮脂腺はホルモンの影響を受けることで皮脂の分泌量を増加することがあり、特に月経周期の影響を大きく受けます。月経周期は、卵胞期、排卵期、黄体期、月経の4段階。月経前の黄体期には、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まり、皮脂の分泌量が増えることで、毛穴が目立つようになり、ニキビ・吹き出物も出やすくなります。逆に、卵胞期・排卵期に毛穴面積は小さくなり、毛穴が目立ちにくくなります。

年齢による毛穴の悩み

毛穴の悩みを年齢別にわけた場合、「黒ずみ」「(角栓の)つまり」については、年齢が高くなるにつれて減少傾向にあります。一方で「開き」「大きさ」については40代まで増加傾向となっています。
そこで40代と20代の毛穴を比較してみると、40代のほうが毛穴の面積が広がり、より深くなっていることがわかりました。これが進行することで、重力によって毛穴がたるみ、形状が楕円形になった、いわゆる「たるみ毛穴」が増えてしまうのです。

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毛穴トラブルを防ぐためには?

①不要な皮脂や汚れは洗顔でしっかり落とす

②定期的な角質ケアで古い角質をオフ

③季節・天候にかかわらず紫外線対策はしっかりと!

④水分と油分のバランスがとれたスキンケア

⑤栄養バランスのよい食生活

⑥ストレスをため込まず、しっかりと睡眠をとる

毛穴の悩みは、年齢や肌質、生活環境により原因が異なってきます。毛穴が目立つ原因を見極め、それにあったスキンケアを行うほか、生活習慣を見直すことで毛穴を目立たせず、ハリツヤのある美肌をキープしていきましょう。  rose3

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